初等図工科教育法1

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    初等図画工作科教育法1

    1 図画工作科教育の意義と目的については、次の2つの命題を掲げることができる。1つは、造形的な表現活動とはいかなるものかということ。もう1つは、指導可能なこととは何かということである。前者は意義についての命題であり、後者は目的についての命題である。

     では、図画工作科の意義についてまとめてみたい。命題として、「造形的な表現活動とは何か」と掲げてあるが、造形的な表現活動とは何を意味しているだろう。大別すると3つ挙げられ、①感覚的意味、②連想的意味、③情趣的意味である。これらの方向性は先から順に、一般的・客観的なところから個人的・主観的なものへともっていっている。もう少し詳しく説明すると、右へ行くに従って、人為的に作られたものというところから、鑑賞者が作られたものに対して、その意味を認めることで、作品に芸術的意味を持たせていく方向性だと考えてよい。つまり逆方向から見れば、制作者が自分の思いを、物的材料を借りて、かたちにしていくことが造形表現活動の意義である。

     次に図画工作科教育の目的であるが、命題として、「指導可能なことは何か」と掲げている。つまり、こうした...

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