算数 1
1 新学習指導要領では児童が算数の学習に対して、「目的意識持って学習に取り組む」活動を重視している。なかでも「言葉、数、式、図、表、グラフなどを用いたり」する活動を通して、児童が考えたことを発表したり、説明したりする活動は特に重視されており、その中でも線分図は小学校低学年の段階から繰り返し登場する。つまり計算の意味や仕方、考え方を説明したりする際に重要なものだからである。
線分図は加法・減法の指導の際に持ちいれられる。なお線分図の指導は、小学3年生で指導することになっている。線分図を指導するまでに系統立って1年生の段階から、ブロック図、2年生になるとテープ図を用いて、最終的に3年生では線分図を用いて指導している。
ブロック操作と○を使った図
1年生では、ブロックや記号を用いて加法・減法の指導で持ちいれられる。ブロックなどでは、演算の意味を視覚的に表すことが出来る。児童にとっては、具体物(ブロック物)を目にしながら、実感をともなった理解がしやすくなる利点がある。
ブロック図からテープ図へ
扱う数も大きくなり、2年生ではブロック図からテープ図に変わる。テープ図では...