初等理科教育法 2

閲覧数779
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    初等理科教育法 2
    1 「たのしい科学の成立条件」の1つとして、「もりあがる授業」をあげたい。「もりあがる」授業とは、子どもたちがもろ手をあげて喜ぶ授業だと考える。仮説実験授業では、その秘密として、2つの点を挙げている。1つは「問題が面白いこと」であり、もう1つは「一切のおしつけが排除されていること」である。

     1つめの「問題が面白いこと」の「面白い」とは、実験が面白いことではない。子どもたちが、その実験に入る前に自分自身の予想を立てたことによって、実験に対して関心が高まることを指すのである。だが予想を立てた段階から、すぐに実験へとは入らない。それでは実験に対する関心は高まらない。子どもたちは、「自分の予想があたるか」どうかではなく、どのような考えが正しいかを問題にしているのである。それには予想を立てる作業と実験に入る前の間に、討論が必要になってくる。十分な討論を経て、実験に入ることで、子どもたちは自らの考えと実験の結果を通して、いろいろなことを学ぶのである。その1つに、子どもたちが「自分の頭を進歩させることができた」と言うのには頷ける。

     2つめの「一切のおしつけが排除される」に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。