初等教育方法学 1

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    初等教育方法学 1
    1 本論では問題解決学習と系統学習の長所、短所を整理し、両者を3つの視点から比較検討していくことにする。

     問題解決学習の長所は、学習者中心にある。学習者の興味や関心がベースになり、主体的に学習へ取り組む態度を自ずと育成される。さらには主体的に学習へ取り組むことで、社会での問題解決の対応力を培うことができる。いわば自律的に行動できる人間を社会へ送り出すことが出来る。その一方で短所としては、大人の視点から考えると、児童それぞれには興味・関心が違い、学習の指導計画が上手く立てられない。他には、興味・関心のある知識については培うことが出来るが、それ以外の基礎的・基本的な知識が疎かになり学力低下を招く可能性も考えられる。

     系統学習について長所として、短時間に多人数の学習者に共通の学力や知識を育成できるほか、教材の配列が系統的であり、筋道立って知識を注入できる。また評価の観点からいえば、学習者の理解度を測定することが簡単である。その一方で単なる詰め込み主義に陥り、結局は学習者の思考や個性が蔑ろにされる。また教師中心主義の学習スタイルになることで、学習者の画一的思考の助長...

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