資料:30件
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天然物有機化学実験 ,シリカゲルカラムクロマトグラフィ
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天然物有機化学実験 (シリカゲルカラムクロマトグラフィー,抗菌活性測定)
<目的>
天然物の抽出、精製法を学ぶ。
機器分析による定性法を学ぶ。
機器分析による定量法を学ぶ。
天然生物活性物質の探索法を知る。
<原理>
カラムクロマトグラフィーは、筒状の容器に充鎮剤詰め、そこに溶媒に溶かした反応混合物を流す。化合物によって充鎮剤との親和性や分子の大きさが異なることを利用して、分離が行える。
カラムクロマトグラフィーの一種である高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、機械的に高圧をかけた液体で分析物をカラムに通すことで、各物質が固定相にとどまる時間が短くなるので、分離・検出の能力が高くなる。
MS(mass spectrometry,質量分析)は、高電圧をかけた真空中試料をイオン化すると、静電気によって試料は装置内を飛行する。飛行しているイオンを電気的・磁気的な作用などにより質量電荷比に応じて分離し、その後それぞれ検出することで、質量電荷比を横軸、検出強度を縦軸とするマススペクトルを得ることができる。
NMR(nuclear magnetic resonance,核磁気共鳴)は、外部静磁場に置かれた原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用する現象のことで、この固有の周波数が分子内でのその原子の環境によってわずかに変化することを利用し、物質を分析することができる。
<方法・手順>
実験1 Botrytis cinerea 代謝産物の抽出
基礎実験で作製したBotrytis cinerea 培養物を吸引ろ過し、ろ液(200mL×2本)を500mL三角フラスコに移した。
ろ液に6N-HClを3mL加えて、よく攪拌した後、pH試験紙につけてpH2~3になったことを確認した。
ろ液100mLを分液漏斗に移し、酢酸エチル50mLを加えて軽く振り混ぜた。
分液漏斗の上の栓を開けた状態で、2層に分かれるのを待った。
水層を別のビーカーに出し、新たなろ液100mLを酢酸エチル層の残っている分液漏斗に入れた。
同様に振り混ぜた後、水層はビーカーに出し、酢酸エチル層は乾いた三角フラスコに入れた。
③~⑥をもう一度行い、ろ液400mLをすべて酢酸エチルで抽出した。
一度抽出し、水層として出した培養ろ液を③から⑦をもう一度行い、酢酸エチル抽出をした。
得られた約200mLの酢酸エチル抽出液に無水硫酸ナトリウム10g加えて、一晩放置した。
漏斗にろ紙を折ってのせ、酢酸エチル抽出液をろ過した。
ろ液をロータリーエバポレーターで濃縮乾固した。
(略)
実験2 Botrytis cinerea 代謝産物の精製
秤量したサンプルにアセトン1mLを加えて、サンプルが均一に溶けるようによく振り混ぜた。
シリカゲル0.5gを加えて、よく振り混ぜ、一晩放置した。
ガラスカラムにパスツールピペットを用いて、綿を詰めた。
シリカゲル1gを量りとり、少しずつカラムに詰めた。
シリカゲルの上に、前日にサンプルを吸着させたシリカゲルをのせた。
以下の7つの溶出溶媒をカラムの壁を伝わらせて、静かに注ぎ、溶出を行った。
n-ヘキサン(mL) アセトン(mL) 1 0% 10 0 2 10% 9 1 3 20% 8 2 4 30% 7 3 5 40% 6 4
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TLC
活性
MS
NMR
イネ
抗菌活性
カラムクロマトグラフィー
HPLC
Botrytis cinerea
- 550 販売中 2008/05/25
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