ご覧いただきありがとうございます。
日本大学のアメリカ文学史の論述試験解答です。
こちらで合格しました。あくまで参考程度としてください。
ヘミングウェイの作品と特徴を論じる。
どういう作品か200字
奇妙な部分の説明・疑問点300字
自分が考える考察900字(当時のアメリカの背景とインディアンの扱い)
結論200字
この論述では、『インディアン・キャンプ』という作品ついて論じる。
この作品は、1924年にアメリカで出版された、ヘミングウェイ初の短編小説である。登場人物のニックは、ヘミングウェイの幼少期が重なっており、半自伝的となっている。また、彼の父親と、ジョージという伯父、そしてインディアン達登場する。
概略としては、ニック達がキャンプをしていると、難産のインディアンの女がいるという話を聞き、医師である父親たち一行が助けに行くというものである。しかしその中身はヘミングウェイによる硬派な文体により、余計な文はほとんどと言ってよいほどなく、簡潔である。しかし鮮明かというと、どうも節々に様々な疑問点や奇妙な点が見受けられる。
ニック達はインディアンに連れられボートで村まで行き、出産に立ち会うが、そこには彼女の夫も横に横たわっているのである。足を怪我しているその夫が寝台にいるのは不思議とまでは言わないものの、なぜよりに...