・設問
1現行の『小学校学習指導要領』における道徳教育の考え方について説明せよ。
2以下の2題のうち1題を選んで解答せよ。
a 明治から昭和20年までの道徳教育の変遷について要点をまとめよ。
b昭和20年代以降の道徳教育の変遷について要点をまとめよ。
※bを選択して解答しています。
・レポートに書き写しやすいよう、実際のレポートと同じ縦横15×25マス形式で作成されています。
1平成20年3月に小学校学習指導要領の改訂があり、
同要領は23年度より全面実施となった。
道徳教育に関する内容は「第1章総則」「第3章道徳」そして、各教育活動の「指導計画の作成と内容の取り扱い」に示されている。要点は次の6つに集約される。
1従来、学校における道徳教育は学校の教育活動全体を通じて行うとなっていたが、今回の改訂では、道徳の時間を「要」として学校の教育活動全体を通じて行う、という点である。「要」の表現が挿入あれ、道徳の時間の役割が明確となった。
2初めの1に関するが、各教科等の教育活動全体でそれぞれの特質に応じて道徳教育を行う事をそれぞれの
「指導計画の作成と内容の取り扱い」に示され、各教育活動と道徳教育との関連がこれまで以上に強調されたことである。
3校長の方針の下に、「道徳教育推進教師」が中心となって、全教師が協力して道徳教育を推進することがしめされたことである。「道徳教育推進教師」には、企画調整、連絡、助言等の役割が期待されている。
4学校段階や発達段階を一層考慮した改訂である。
例えば、小学校の道徳教育の目標に、「自己の生き方についての考え...