・設問
①カウンセリングの3原則を述べたうえで、カウンセラーとは異なる教師の行う教育相談の目的・内容・特徴を整理しなさい。
②保護者と面談および子どもとの関わり方に関する基礎的な技法・考え方を述べなさい。
・レポートに書き写しやすいよう、実際のレポートと同じ縦横15×25マス形式で作成されています。
1カウンセリングには必要な三原則がある。それは、
ロジャースが提唱した「真実さ・受容・共感」である。
真実さとは、純粋性、自己一致とも表現される概念で、
カウンセラーが自分の感じている感情や思い、考えについてリアルであるということ、生き生きと感情を生きること、ありのままの、真実の感情・考えを心に留めていること、心の底からの本音や本心を大切にすること、
そして必要ならそれを来談者に伝えることを意味する。
ロジャース自身、真実さこそがカウンセリングの中で一番大切なことであると述べている。
受容は受け入れるということ、共感は相手に寄り添えるということであるが、カウンセリングは受身的であれということではなく、むしろ積極的に関わりながら話を聞かなければカウンセリングは成り立たない。
自分の感情を偽り押し殺して受容や共感の振りをすることは、最もカウンセリングらしくない態度と言える。
そういった中で、教師はカウンセラーとは異なる為、カウンセラーの行うカウンセリングをする必要はない。
教師は、他の児童にも働きかけながら、保護者とその児童を見た上で問題を解決していかなければならない...