・設問
学級における児童同士、児童と教師の人間関係づくりと「自己指導能力」の関係について述べなさい。それを踏まえて、担任としてどのような点に気をつけ、学級経営を行えばよいか考えをまとめなさい。
・レポートに書き写しやすいよう、実際のレポートと同じ縦横15×25マス形式で作成されています。
学級における児童同士、児童と教師の人間関係作りにおいて、児童は同じ年齢や同じ興味をもつ仲間たちとの交流を通して成長していくことが挙げられる。児童は、
教師や親よりも、仲間からの影響が大きい。
仲間が一丸となって起こす力も大きく、よいことも悪いことも仲間から刺激を受けて児童は育つ。仲間との人間関係において、刺激に対するフィルターが形成されていき、適当な穴が開いたフィルターは、児童自身が成長とともにつくっていく。このフィルターがどんなものを通すか、適当な透過性をつくり仲間との関係づくりをしていくことが大切になる。
この透過性は児童相互の補完関係や、教え合い高め合うことを左右するといえる。さらに、どんな集団をつくりどんな集団に所属するかによって、その後の児童の成長に大きな影響を与えることになる。
学校教育ではこのことを考慮したさまざまな集団活動の場を設定し、児童の成長に適切な学びを促していく。
児童は学級経営のなかで、必要な仕事や係り活動などを役分担に応じて体験することから、集団における自分の仕事の意義や責任について学ぶ。自分に任された仕事を行うために仲間との関わり方や人間関...