介護支援専門員実務研修用で実際に使用した課題です。
「自らが目指す介護支援専門員とは」
研修受講番号(受験番号)
氏名
私は無料低額宿泊所(以下無低)の施設長として福祉業界に携わっている。生活保護を受給し無低で暮らす高齢者の生活支援について考えていきたい。
無低利用者の3分の1は65歳以上の高齢者だ。高齢寮生は「要介護3になって介護保険施設へ入所するまでの繋ぎ」として、1,2年~5年程度(就労年齢なら長くても1年程度で社会復帰→居所設定→卒寮)暮らす場合が多い。路上生活で治療を受けられず持病が悪化している者多数、軽度認知障害の者もいるが入寮時点で症状は顕著でなく本人に病識無し。この段階でいち早く変調に気づき受診支援や介護認定に繋げるのは我々の責務であり、そのためには介護支援専門員の資格に裏打ちされた学術知識が大いに役立つ。
高齢者への生活支援は、経済的自立支援(シルバー人材センターでの就労、生活保護費の返還)から始まる。働けないならボランティア活動への参加で社会的自立を図る。それも難しいなら公民館などの趣味・生甲斐活動へと誘う。金銭管理や身辺自立さえ困難に...