認知症について述べよ。 A評価

閲覧数5,461
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    「認知症について述べよ。」

     認知症とは、認知障害により、社会生活や職業上の機能に支障をきたす状態・症状である。『人体の構造と機能及び疾病』では、認知症の定義について「いったん獲得した知的機能が、後天的な器質的要因により低下した状態である」と述べている。しかし、健康な人でも加齢とともに、人や物の名前を忘れることは多くなっていく。これらの「物忘れ」と「認知症」の違いはなんだろうか。『認知症予防学』では『健康な人のもの忘れは、自分で「忘れっぽくなった」という自覚があるが、認知症の患者さんは「忘れやすい」という自覚がない。忘れたこと自体を忘れてしまう』と述べている。また、認知症の記憶障害は、出来事そのものを忘れてしまうことが特徴である。たとえば、物忘れの場合には朝食のメニューを忘れてしまっても、朝食を食べたこと自体を忘れることはない。しかし、認

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「認知症について述べよ。」
     認知症とは、認知障害により、社会生活や職業上の機能に支障をきたす状態・症状である。『人体の構造と機能及び疾病』では、認知症の定義について「いったん獲得した知的機能が、後天的な器質的要因により低下した状態である」と述べている。しかし、健康な人でも加齢とともに、人や物の名前を忘れることは多くなっていく。これらの「物忘れ」と「認知症」の違いはなんだろうか。『認知症予防学』では『健康な人のもの忘れは、自分で「忘れっぽくなった」という自覚があるが、認知症の患者さんは「忘れやすい」という自覚がない。忘れたこと自体を忘れてしまう』と述べている。また、認知症の記憶障害は、出来事そのものを忘れてしまうことが特徴である。たとえば、物忘れの場合には朝食のメニューを忘れてしまっても、朝食を食べたこと自体を忘れることはない。しかし、認知症の場合には体験したことの全てを忘れてしまうため、朝食の例で言えば「朝食を食べたこと自体」を忘れてしまうのである。「椅子」「車」「公園」など、ごく身近にある簡単な物の名前を忘れてしまうことも、認知症の症状としてあげられる。また、見当識障害が現れること...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。