■■■明星大学 通信教育部 2014年度(平成26年度) 合格レポート PB3100 初等教育相談の基礎と方法 2単位目■■■
2014年度の明星大学 教育学部 通信教育課程における、レポート課題の合格レポートです。講評においてもレポートに関する指摘等も特になく、1回目の提出で「合格」の評価を頂いております。
皆様のお力になれれば幸いです。
なお、課題の詳細は下記となります。
【課題内容 詳細】
①発達障害のある子ども・発達障害を疑う気になる子どもの理解と教育現場における対応の方法に関して、一つの発達障害を取り上げ、問題行動の捉え方を踏まえつつ述べなさい。
②教師として、多様な保護者とのつながりをどのように作っていけばよいかについて述べなさい。
※【参考文献】
2007「教師のための教育相談の技術」金子書房
吉田圭吾(著)
(ISBM978-4-7608-2333-8)
初等教育相談の基礎と方法 2単位目
1.発達障害のある子ども・発達障害を疑う気になる子どもの理解と教育現場における対応の方法に関して、一つの発達障害を取り上げ、問題行動の捉え方を踏まえつつ述べなさい。
発達障害の多くは、脳の神経機構に問題があることが分かっており、個人の要因と環境の要因が相互に作用することにより、発症すると考えられている。
発達障害のある子ども・発達障害を疑う気になる子どもの理解と教育現場における対応の方法について述べるにあたり、ここでは「自閉性障害」を取り上げ、その問題行動の捉え方を踏まえつつ述べていく。
自閉性障害は、アスペルガー障害と共に、広汎性発達障害に含まれる。
症状の現れ方は千差万別だが、必ず根底には3つの能力障害があり、
その3つとは①人への関わり・関心の欠如 ②言語・コミュニケーション能力の障害 ③執着的・常同的な傾向である。
具体的な症状としては、視線を合わせない、言葉の発達が遅い、特定の物や習慣にこだわる、聞いた言葉をそのまま繰り返すなどが挙げられる。
自閉症の子どもと繋がるためには大前提として、3点ほど留意すべき事項がある。
まず、「自閉症の子ども...