哲学の変遷の概要 古代~近代

閲覧数1,167
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    哲学の基礎科目のために、古代からルネサンス、英国王政復古までのアウトラインを時系列でまとめたものです。この資料を元に自分の考えを加筆し、レポート合格をいただいています。アウトラインを追った資料ですが、初歩的な知識として時代背景を理解する際の時間節約にお使いください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    人間の歴史と哲学の変遷

    1.古典古代~ローマポリス解体期
    オクシデントにおける古典古代では、個人よりも、「ポリス」という共同体を作ることを重視した考え方があった。ギリシア文明において、自然哲学が発生するがペロポネス戦争(431-404B.C.)が起こると、争いの中で力のある社会的実用性が哲学において重視されるようになる。これを基本に、「ロゴス(言葉、理性)」が発展したのである。ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった今に繋がる賢人らはここから輩出された。この思想にとって、人間は共同体を優先させることが一番重要であった。
     古代末期になると西洋・東洋の文明を混合した、「ヘレニズム文化」が誕生し、普遍的世界観が生まれる。一方、ポリス文化は解体期を迎え、この時期にエピクロス学派や、ゼノンの建学したストア学派、ディオゲネス(-323B.C.)などにより、ポリスよりも自己に目を向ける精神が培われて行った。
     他方、ローマは共和国から帝国へと巨大化する。ローマの法思想は、ストア哲学と結合し、その後の思想に大きな影響力を齎すのである。初代皇帝誕生後200年間、混合政体によってローマの平和が続く...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。