佛教大学S0614理科概論のリポートです。この科目は「粒子概念」や「実験例」が重要となりますが、テキストにはそのことがほとんど書かれていません。私自身も2回再提出となった難関科目です。当資料では、2回の反省を生かし、テキストだけではなく様々な資料や実際の小学校で使われている教科書を参考に、「粒子概念」と「実験例」を中心にわかりやすくまとめています。是非、ご活用していただき、一発合格を狙ってください!
第一設題
小学校4学年の内容「(2)金属、水、空気と温度」(テキスト16ページ)のア、ウそれぞれの自然の事物・現象について、小学校の授業で扱われている観察や実験をもとに、粒子概念を用いて説明しなさい。
粒子概念とは
粒子概念とは、「物質はすべて基本となる小さな粒子からできている。」と定義することができ、「物質の状態」、「物質の反応」、「物質の性質」などの現象をこの概念で説明することができる。具体的には、粒子の数は増えも減りもしない、粒子の質量や体積は変わらない、粒子は熱運動をしている、粒子同士は互いに引き合う、粒子と粒子の間には隙間がある、などが挙げられる。この粒子概念に着目し、小学校第4学年の内容「金属、水、空気と温度」について考察する。
「ア:金属、水及び空気は、温めたり冷やしたりすると、その体積が変わる。」
ア-1)金属
金属を温めたり冷やしたりすると、その長さや体積が増加する。小学校の授業では、金属球膨張器を用いた実験方法がある。金属球を熱したり、冷却した後に、輪をくぐり抜けるかどうかを調べさせることで、体積の変化を実感させるのだ。金属球を熱すれば膨張し、輪をく...