【課題】保健室登校の教育的意義について述べなさい。また、保健室登校の初期・中期・後期のそれぞれについて養護教諭の職務の特質を生かした適切な対応について述べなさい。
【評価:A】
「大変上手にわかりやすくまとめています」と好評をいただきました。
参考文献:「新養護学概論」(著者:大谷尚子・中桐佐智子 出版社:東山書房 2009年4月10日第1版発行)、「養護教諭の活動の実際」第2版(著者:静岡県養護教諭研究会 出版社:東山書房 2010年5月21日初版発行)、「養護教諭の行う健康相談」第10版(著者:大谷尚子・森田光子 出版社:東山書房 2000年9月30日第1版発行)、「養護教諭の健康相談ハンドブック」(著者:森田光子 出版社:東山書房 2010年11月25日初版発行)
第1課題 第1設題
保健室登校とは、「常時保健室にいるか、特定の授業には出席できても、学校にいる間は主として保健室にいる状態」をいう。
今日の子ども達における健康問題は、治療や助言によってすぐに解決がつく問題よりも、発達に関する問題が多いのが特徴である。子ども達は発達の歪みやつまづきから生じる心身の不調への対応を求めており、それには、本人に問題の本質を気づかせ、自力で克服することを支える継続的な支援が必要となる場合がある。
保健室登校は、そのような支援のひとつであり、学校に行きたくない、または行きたいけど教室に入れない子どもに、学校内にある保健室という安全な場所にお...