平成26年度近大姫路大学通信教育課程「家庭科指導法」の試験解答例です。
1.小学校家庭科において、子どもたちの自己効力感を高める指導法について具体的に述べてください。
2.平成20年告示小学校学習指導要領家庭の目標は、これまでの「家庭生活への関心を高める」を「家庭生活を大切にする心情をはぐくみ」と改善を図っていますが、その指導法について具体的に述べなさい。
3.被服「生活に役立つ物の制作」における絶対評価の評価活動で、留意すべき点について述べなさい。
4.調理実習の指定教材(米飯・みそ汁)について、指導者としての指導上の留意すべき点について述べなさい。
5.児童の住まいへの関心を高めるために、指導内容や指導法にどのような工夫が求められるかにつ
いて述べなさい。
6.小学校家庭科で取り扱うことができる金銭教育の学習の目標を明確に示し、その指導法について述べなさい。
参考にお使いください。
家庭科指導法
試験問題1 小学校家庭科において、子どもたちの自己効力感を高める指導法について具体的に述べてください。
自己効力感とは、人が何らかの課題に直面した際、こうすればうまくいくはずだという期待(結果期待)に対して、自分はそれが実行できるという期待(効力期待)や自信のことを自己効力感という。 自己効力感は、その行動を実際に始めるかどうか、どのくらい努力を継続するか、そして困難に直面したときにどのくらい耐えられるか、ということを決定づける。 自己効力感を高める方法として、成功体験 、代理体験(同じような能力の人間が努力し成功しているのを見る)、 言語的説得(励まされる)、生理的状態(心身の状態が良好なこと)の4つが挙げられるが、家庭科においては自己効力感を高めるためのきっかけやその強度を高めるための要素が含まれている。
具体的指導法
「家族や近隣の人々の関わり」
題材名「家族とほっとタイム」
具体的指導法
今までの自分と家族の関わりを思い出してよかったこと、楽しかったことをもとに団欒を持つ計画を立てることで自己効力感を高める。またその計画を実行し、家族に喜んでもら...