日大通信教育学部の保健体育講義Ⅰのレポート。
保健体育講義Ⅰ 0074
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物理的環境とは、空気、光、音、熱、放射線などといった我々を取り巻く基本的な外部環境のことをさし、我々の人体に存在する恒常性をもった内部環境は、気温、気湿、気流、気圧などの気候要素とよばれる物理的環境の影響を受けて変化する。
気温や湿度が人体にあたえる影響を示した「不快指数」、気温・気質・気流の3因子から実際の気温とは違った体感温度を算出することなどで物理的環境を数値化することができる。
また、光は照度や日照時間、音は音質や音量、水は水質など、物理的環境を数値に置き換えることで日照権や騒音、水質汚染などの環境問題を客観的に分析することができる。
化学的環境とは、物理的環境の成分として存在するガス、粉塵、溶剤、金属のことで、空気中の化学的環境は産業の発展に伴って変化するようになった。日本でも高度成長期の産業の発展で化学的環境は大きく変化した。特に大気汚染や工業廃水による水質汚濁などは人体に深刻な影響を与え、環境問題に対する意識は徐々に高まった。
現在、環境問題とされていることの一つに、2011年3月11日福島第一原発で起きた事故...