ムサビ 美術論 過去問 テスト対策 模範解答〈過去問つき〉

閲覧数4,591
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    テスト対策用のノートです。数年分の過去問を分析して、要点をまとめてあります。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【縄文・弥生時代】

    縄文・弥生時代の美術と権力の表象についてまとめよ

    ●縄文時代

     縄文時代は日本列島の美術が外部からの影響や情報にさらされず、独自の発展をとげた唯一の時代である。この時代、人々は主に狩猟、漁労、採集によって生活していたが、近年の研究では、この時代既に栽培農耕が行われ、人々は豊かな食生活をしていたことが明らかになっている。

     木製品や繊維製品などの有機遺物は土中で遺存しにくいため、この時代の出土遺物は土器・土偶を初めとする土製品、石器などの石製品、骨角製品が中心となる。

     土器は時代や地域によって様式にかなりの相違があり、多くの形式に区分されているが、全般的な特色として言えることは、いわゆる縄文(縄紋とも書く)を初めとした各種文様で器面を加飾し、祭祀用途の強い器種は容器としての機能性に因われない華美な装飾が施される。

     縄文は、棒に撚り紐を様々な形に巻き付けた施文具を焼成前の器面に押し当て、転がすことによって生ずるもので、紐の巻き付け方によって様々な土器文様が生まれる。

     火焔式土器は、口縁部には鶏冠ないし王冠を思わせる複雑な形状の装飾を付し、器面にも粘土...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。