私は「グローバル化と現代社会」の章に興味を抱いた。なぜなら、私はフィリピンセブ島にて語学留学をした。留学中、フィピン人の先生は、セブにある日本企業の工場を教えてくれたり、その企業で働いてる先生の友達の話を話してくれた。しかし、私はここで疑問が生まれた。日本企業は、人件費の安いフィリピンで物を生産する。フィリピンにとっても雇用が生まれ、喜ばしいことだろう。しかし、これではフィリピンが成長することはない。もし、仮にフィリピンの人件費が上がってしまったら、日本はより人件費の安いアフリカなどに工場を移すだけである。フィリピンは単なる「使い捨て」となってしまう。今後、私達がどのようにもう止めることのできないグローバル化と向き合っていけばよいのだろうか。
まずグローバル化とは何なのかを知ろうと思う。グローバル化は4つの視点から捉えることができるという。(*1)
①グローバル化
今日、それぞれの社会が国家という枠や特定の土地との結びつきを離れた空間で構成される、あるいはそれらの枠や結びつきにとどまらず、それを越えるネットワークを併せもって構成されることが多くなった。これは経済、政治、文化、そ...