2019年度佛教大学通信課程 教育相談の理論及び方法の合格済みレポートです。
こちらは2019年度4月以降入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えて下さい。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。
【設題】
教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。
【参考文献】
友久久雄『学校カウンセリング入門 第3版』
佛教大学、佛教大学通信課程、教育相談の理論及び方法、S5462、小学校免課程
文部科学省は教育相談の定義を「教育相談は、一人一人の生徒の教育上の問題について、本人またはその親などに、その望ましい在り方を助言することである。」としている。近年、いじめや不登校など学齢期にある子どもの行動が学校としての問題だけではなく社会問題へと発展しており、カウンセリングの重要性が強調されてきている。このカウンセリングには、大きく分けて2つの種類がある。1つ目は、治療的カウンセリングである。この治療的カウンセリングは、専門的な資格を有している心理カウンセラーなどが専門的な知識と技術を用いて、患者の症状や病気を治療するものである。2つ目は、発達援助的カウンセリングである。この発達援助的カウンセリングは、前者のように症状や病気を治すことが目的ではなく、子どもの人格がバランスよく発達を遂げるよう援助することが目的である。また、必ずしも専門のカウンセラーだけが行うものではなく、学校カウンセリングを指す場合が多い。
学校カウンセリングは、従来の理論や技法を学校と単純につなぎ合わせるだけではなく、より深くカウンセリングの枠を超える独自のカウンセリング理論が展開されていく必要がある。学校カウ...