2019年度佛教大学通信課程 総合的な学習の時間の指導法の合格済みレポートです。
こちらは2019年度以降入学、新テキスト・シラバスに対応しております。
佛教大学は特に罰則が厳しいのでそのままの転用は控えてください。
こちらを参考程度に、新テキスト・自らの考察を付け加えるなどしてご利用ください。
【設題】
自分の地域の町おこしをテーマに、小学校高学年で総合的な学習をすることを想定して、4人で構成されるグループを作り、グループで議論を進めることにしたとします。ジグソー法を活用した協調学習を計画する場合に、どのように学習を進めていくか立案しなさい。あなたの町の課題を盛り込んで書きなさい。
【参考文献】
森田真樹、篠原正典編著『新しい教職教育講座 教職教育編⑧総合的な学習の時間』ミネルヴァ書房
1.町おこしのテーマ
「日本に2つしかない土の塔(古墳)を有名にしよう!」
2.学習目標(メインの課題)
我が町の土の塔を有名にするためにまず初めにするべきことは何かを考えさせる。
A. 土の塔という存在を知ってもらうための方法
B. 最近は観光バスの来る頻度がなぜ全くなくなってしまったのか(町の状況)
C. 町としてできることは何か
D.その他
期待する解答の要素としては、どうすれば土の塔を有名にできるかを上記ABCの内容を踏まえて深く考え、説得力のあるアイデアを理由と根拠を入れて述べてほしい。しかしどの方法が正解とかはなく、土の塔を通じて町を活性化したいという想いも語ってもらえるとよい。
3.学習の一連の流れ
①「学習課題」の提示
「学習課題」の提示は、「知識構成型ジグソー法」の一連の学習の最初のステップである。まず最終的な答えを出すために、メインとなる問いに個人単位で答えを出してみる必要がある。この学習課題で最も大切なことは、「1人では答えが出せない課題」であることだ。以上の点から今回の学習課題は以下のようにしている。
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