レポートはA評価でした。科目修了試験は、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000字~1200字程度でまとめております。試験はA評価でした。
「障害児・者に共通する心理的問題は何か述べよ。」
1.はじめに
我が国の障害者に関係する法律の基本となっている障害者基本法では、『障害者とは「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む)その他の心身の機能の障害(以下「障害」と総称する)がある者であって、障害を呼び社会的障壁により継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう」とし、社会的障壁とは「障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう」』と定義している。2006年の国連において障害者の権利に関する条約が採択され、日本はその翌年に署名した。それに伴い、2011年に障害者基本法の一部改正法が成立した。この改正法は、障害者の権利に関する条約を意識した我が国で初めての法律である。また、2013年4月1日より、「障害者自立支援法」が「障害者総合支援法」とし、障害者の定義に難病等が追加された。このように、障害児・者を支援する法律や制度は整備されつつも、世間一般では、障害児・者に対する否定的・消極的なイメージが強い。そこで、障害児・...