設題のポイントを踏まえ、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000~1200字前後でまとめております。※試験はA評価でした。
■科目修了試験
1.インテークについて
インテーク段階の内容と、ソーシャルワーカーが果たすべき役割、留意点について学ぶ。
インテークは、相談援助の場にクライエントが入ってきて、ソーシャルワーカー(以下、ワーカー)と出会う時期である。この段階では、「①主訴の提示」、「②ソーシャルワーク機能の説明」、「③契約」が行われる。以下、それぞれの内容とワーカーが果たすべき役割及び留意点について述べていく。
①では、クライエントがどのような問題を相談しに来たのかが、ワーカーに伝えられる。②において、ワーカーは主訴に対して利用できる社会資源を予測し、自分が所属する機関の機能と権限を熟知したうえで、クライエントに提供できる援助について簡単に説明する。ただし、この段階はラポールの形成をする時期であるので、ワーカーの説明はできるだけ簡潔にし、クライエントの訴えを傾聴することが最優先である。
多くの場合、クライエントとソーシャルワーカー(以下、ワーカー)は、インテーク面接で初めて出会い、深い内容まで話しあう。多くのクライエントは、ワーカーが自分の悩みや問題をしっかり聞いてくれるだろうか等といっ...