明星大学通信教育学部 中等教育相談の基礎と方法の科目終了試験の過去問です。 私が持っている、2014/9、2014/10、2014/12、2015/2、2015/5、2015/6、2015/8、2015/10、2015/11、2015/12、2016/2、2016/2、2016/4、2016/4、2016/5、2016/6、2016/10、2016/12、2017/2、2017/4、2017/5、2017/10、2017/12、2018/2、2018/6、2018/8までの過去問を自己解答したものです。 出題内容が重複している部分の回答は省略しています。主に教科書、中学校学習指導要領解説や文部科学省のHP等を参考に解答しています。今後は自分で情報を得る機会がなくなるため、今回が最後のアップになると思います。新たな情報をいただきましたら、アップしたいと思いますので、その際はよろしくお願いします。
●2018/8⑩(●2017/12⑩と同一問題)
教育相談の問題解決的、予防的、開発的な機能について、
それぞれ具体例を挙げて論ぜよ。
自 己 解 答
問題解決的教育相談は、教育相談の中心がカウンセリ
ングであることに則り、治療的教育相談とも言われる。
たとえば、学校における精神疾患や被虐待体験などで苦
しみ、支援を必要としている子どもを対象として、教育
相談専門機関や医療機関、スクールカウンセラーと連携
して、心理的な治療を行う等が挙げられる。
予防的教育相談は、問題解決的教育相談の対象となる
ほどの大きな問題は抱えていないものの、学級における、
やや気になる子どもたちが対象となる。やや気になる子
どもとは、たとえば不登校とまではいかないものの休み
がちな子どもや、友だちとのかかわりが減りふさぎ込む
ようになった子ども、あるいは成績が急に下がった子ど
も、などである。予防的教育相談とは、これらのやや気
になる子どもに対して、普段の様子をよく観察し、こま
めに声をかけるなど、特に注意深く対応することであり、
問題の発生を未然に防ぐことを目的とする。...