明星大学 生徒、進路指導論 1単位目 合格レポートです。
特別活動、教科指導、道徳とも、実践の形が示されていてとてもわかりやすい、と高評価をいただきました。
参考にして頂ければ幸いです。
生徒を取り巻く現代社会の多様性、急速な変化、生徒
の成長発達を踏まえたうえで、教科指導や学級活動、特
別活動等において、「生きる力」「自己指導(能)力」の育
成をどのように考え、指導に臨めばよいか、考えをまと
め な さ い 。
自己指導力とは、その時、その場でどのような行動が
適切であるかを自分で考え、自分で判断し、行動する力
のことであり、生きる力そのものである。また生徒指導
とは、生徒一人一人の自己指導力の育成を目標とした活
動である。では、学校教育においてなぜ生徒指導が必要
な の だ ろ う か 。
思春期の子ども達は、身体変化に伴い他者のまなざし
を意識することを通し(他者の存在の認知)自分自身を
客観視できるようになり(自己の発見)、自分の考えや
感じ方、価値観が明確になってくる。その後、自己の考
えと外界の考えにギャップを感じ、大人社会を批判、否
定するなど試行錯誤しながら、少しずつ新たな自己の発
見や自我形成の営みが始まる。ところが、昨今この過程
が順当に進行しにくくなっている。その理由として、新
しいメディアの普及が挙げられる。...