精神保健福祉士養成通信課程のレポート課題です。
科目名「精神保健福祉援助演習(専門)」
学習のポイント
①精神保健福祉援助の知識と技術に係る他の科目との関連性も視野に入れつつ、精神障害者の生活や生活上の困難について把握する。
②精神保健福祉士に求められる相談援助にかかわる知識と技術について、習得する。
<参考文献>
・新・精神保健福祉士養成講座 第8巻「精神保健福祉援助演習」第2版、中央法規出版
精神保健福祉士の業務は、社会制度や社会資源、社会サービスを活用して精神障害
者が地域において生活していくことを支援し、また、日常生活を営んでいくための相
談・助 言・指 導 、日 常 生 活 へ の 適 応 の た め の 必 要 な 訓 練 を 行 う こ と で あ る 。本 稿 で は 、
精神保健福祉士が相談援助を行う上での『専門性』について述べる。
精 神 保 健 福 祉 士 は 、1997 年 の 精 神 保 健 福 祉 士 法 に よ っ て 定 め ら れ た 国 家 資 格 で あ る 。
主に精神科病院等の医療機関や精神障害者の社会復帰を支援する施設において、社会
復 帰 に 関 す る 相 談 に 応 じ 、 日 常 生 活 に 適 応 す る た め の 訓 練 や 援 助 を 行 う 。 2010 年 12
月の精神保健福祉士法の改正により、精神保健福祉士の義務について、信用失墜行為
の 禁 止 、 守 秘 保 持 義 務 に 加 え 、「 精 神 保 健 福 祉 士 は 、そ の 担 当 す る 者 が 個 人 の 尊 厳 を 保
持し、自立した生活を営むこ...