地域福祉理論の発展と広がりについて述べなさい。(A判定/1600字)

閲覧数6,838
ダウンロード数54
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    社会福祉士養成通信課程の課題です。
    レポート評価A評価になります(A~Dの4段階中)。

    科目名「地域福祉の理論と方法①」

    ☆ポイント☆
    ①地域福祉の基本的考え方(人権尊重、権利擁護、自立支援、地域生活支援、地域移行、社会的包摂等)について
    ②地域福祉の主体と対象について
    ③地域福祉に係る組織、団体及び専門職の役割と実際について

    <参考文献>
    ・社会福祉士養成講座編集委員会編『新・社会福祉士養成講座 第9巻 地域福祉の理論と方法』中央法規、2010年

    ※全文をそのまま使用するのはおやめ下さい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    戦後の日本の社会福祉は、欧米の理論が積極的に導入されたことに加えて、岡村重夫らの理論が大きな影響を与えた。本稿では地域福祉の歴史的な展開を踏まえて、今日までの地域福祉の発展と広がりについて考える。

     1960年代に、地域福祉概念化のもとと考えられる二つの概念が出現した。第一の概念が、1962年に「社会福祉協議会基本事項」に示された、住民を主体として住民の福祉増進を図るという考え方である。これは、地域社会における物心両面において開発を目指す地域共同体開発という方法論を背景とし、地域援助志向といえる。第二の概念は、要援護者の地域生活を支援するコミュニティケアという考え方であり、個別援助志向といえる。1970年代以降は、この二つの概念を結び付け、統合化を試みる動きが広がった。

     1970年に、社会福祉学者の岡村重夫が『地域福祉研究』において地域福祉概念を体系化した。地域福祉の構成要素として、①地域組織化、②予防的社会福祉サービス、③コミュニティケア、④収容保護サービスの四つの地域福祉機能を掲げ、従来から社会福祉協議会を中心に取り組まれていた地域組織化論や地域社会開発論といった地域援助方法...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。