教育の方法と技術 1分冊

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    科目コード07805「教育の方法と技術」第1分冊

    《授業設計》
    授業設計の手順は、大きく分けて「単元全体についての授業設計」と「本時の学習指導についての授業設計」の2つの部分について設計が必要である。

     まず始めに「単元全体についての授業設計」について説明する。 単元とは、あるまとまった指導内容の単位をさし、全体的な年間指導計画を構成する1つ1つの要素である。こうした単元を集め、配列したものが「年間指導計画」である。これを作成する際に重要になるのは、まず、一つ一つの単元から単元全体を通して生徒に何を習得させるか、「単元の指導目標」を明確化することである。具体的には、単元を設定する際に、学習指導要領に示されている「教科の目標」、「学年の目標」、「学年の内容」の3つを参照し、授業設定をしていくことが重要である。特定の目標や教材について、生徒の実態や授業内容等を考慮しながら、授業の効率化をあげる等、最も適切な指導計画を検討しながら、何をどこまで設定するかを決める「単元指導目標」を明確化していくのである。

    学習指導要領においては、教科や領域について、目標と関連を持って系統的に示されている...

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