2018年の問題に対応しております。
国際政治学の科目最終試験の対策のために作りました。
内容はテキストの該当する部分をまとめたものとなっております。余計な言葉が入っておらず、試験に必要な部分のみがまとまった「コンパクトな教科書」のようなものなので非常に使い勝手が良いです。
また、私自身、少しでも負担を減らすために、毎回覚えやすい量かつ試験用紙の表が埋まるくらいの量で作ることを心がけています。また、毎回少しでも楽をするために、その科目の試験問題の中に似た問題がある場合、できるだけ同じ文章を共通して使い、覚えなければならない量を減らすようにしています。
試験合格のために、時間をかけて丁寧に作りました。資料の質には自信がありますので、効率よく試験勉強をしたいという方におすすめです。
皆様の試験勉強のお役に立てれば幸いです。
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試験内容(6題)。こちらの6題は750~1250文字の範囲内で作っております。
・第一次世界大戦後の国際秩序である「ヴェルサイユ体制」とはどういったものであり、どういった問題点を抱えていたのかについて論ぜよ。
・リアリズムの潮流に位置付けられる「覇権安定論」について、リベラリズムからの批判を含めて説明せよ。
・リベラリズムの説く「相互依存論」について説明せよ。
・「集団安全保障」の概念について簡単に説明し、国際連合(国連)が国際の平和と安全のために果たした役割について、具体的な事例を挙げつつ説明せよ。
・アリソンの対外政策決定における3つのモデルについて、その問題点にも言及しつつ説明せよ。
・学んできたことを踏まえて、現在の国際政治が抱える問題と今後日本が果たすべき役割について、自由に論ぜよ。
テキスト
・村田晃嗣ほか2015『国際政治学をつかむ 新版』有斐閣
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他にも佛大の科目最終試験の対策資料をいくつか載せています。すべて、テキストを「少しでも覚えやすく」、「少しでもわかりやすく」、「どこでも手軽に勉強しやすく」との思いで自分用に作ったものですが、合格後は使うこともないため、なんだかもったいないなという思いと、せっかく作ったのだから利用してもらえればという思いから掲載させていただいております。よかったら使っていただけると嬉しいです。
ちなみに、私自身、ほとんど毎回自分で試験対策を作り、それに何回も目を通して試験に臨んでいるのですが、今まで試験で落ちたことはなく、試験対策をすべて暗記し、それをそのまま書いたときには、何回か100点をとることもできました。勉強時間を十分に取れないこともよくあるのですが、教科書と異なりすべてに目を通せる分量なので、とりあえず何回か目を通し、試験のときにはなんとなく覚えているところを書き、そこに自分の考えなどを足して試験用紙の表をすべて埋めることを心がけています。時間がない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
(1)
第一次世界大戦後の国際秩序である「ヴェルサイユ体制」とはどういったものであり、
どういった問題点を抱えていたのかについて論ぜよ。
1919年1月18日に、ドイツとの講和と戦後処理問題を討議する会議が、パリ郊外のヴ
ェルサイユ宮殿「鏡の間」で始まった。48年前の同じ日、同じ場所で成立したドイツ帝
国は、この5か月後に完全に姿を消す運命となった。ドイツを待ち受けていたのは、過酷
な賠償金と植民地を含めた領土の分割であった。
ドイツに対するヴェルサイユ条約を中心に、敗戦国に対してパリ近郊で規定された一連
の講和条約によって成立した、第一次大戦後の国際秩序を「ヴェルサイユ体制」と呼んで
いる。ヴェルサイユ体制とは、民族自決の精神と集団安全保障体制の構築を基軸に据えた
体制であった。
では、このヴェルサイユ体制はどういった問題点を抱えていたのだろうか。先に述べた
ように、民族自決の精神と集団安全保障体制の構築がヴェルサイユ体制について考える際
には重要になるため、この2つの点からヴェルサイユ体制の問題点を見ていくことにする。
民族自決の精神については、ポーラン...