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S0834、肢体不自由児の心理・生理・病理、第二設題、レポート
第2設題 てんかんの定義・症状・診断・原因・治療および教育的対応について述べよ。
*てんかんの定義
WHO(世界保健機構)は、「てんかん」を「種々の成因によってもたらされる慢性脳疾患で、大脳ニューロンの過度の発射から由来する反復性の発作を主徴とし、それに変異に富んだ臨床及び検査所見表出が伴う。ただし、脳腫瘍などの、脳占拠病変や系統的代謝障害による疾患は除外する」としている。別の言葉でいうと、①大脳神経細胞の異常な興奮によって起こる、②2回以上繰り返して出現する、③長期持続する疾患であり、原因は多様で症状や検査結果もいろいろあります。臨床的には、無熱時に出現する発作が、2回以上繰り返して認められる場合にてんかんを疑います。
*てんかんの症状
てんかんの発作症状は、脳のどの部分の神経細胞に過剰興奮が起こるかによって異なってくる。脳の一部に神経細胞の過剰興奮がみられる場合は、その部分の脳機能障害の症状がみられ、神経細胞の過剰興奮が脳全体に広がると全身けいれんや意識消失などが起こってくる。
てんかんの分類には大きく分けて2つあります。
①「てんかん発作の国際分類」 実際に目で見た発作状況から分...