概要(必ず最後までお読みください)
分冊1 平成26年9月8日提出(平成27、28年度版報告課題の変更なし)
課題 指定の通信教材のうち、「日本語学とは」から「文章と文体」までの各章より、具体的に三項目を取り上げ、それぞれ六〇〇字程度でまとめなさい。
講評 良いレポートだと思います。ていねいな気持ちが伝わります。
本資料で取り上げた項目
「日本語学とは」 六 国語と日本語
「意味」 四 句・文の意味
「文章と文体」 二 指示詞
分冊2 平成26年9月8日提出(平成27、28年度版報告課題の変更なし)
課題 指定の通信教材のうち、「文字と表記」から「文化人類学」までの各章より、具体的に三項目を取り上げ、それぞれ六〇〇字程度でまとめなさい。
講評 全体的に要を得たレポートになっていると思います。
本資料で取り上げた項目
「日本語教育」 三 学習者にとって日本語とはどのような言語か
「コンピュータ言語学(日本語情報処理)」 三 wwwの検索技術
「文化人類学」 三 日本語の研究と文化人類学
☆学習の参考としてお使い下さい。
〈国語学概論 分冊1〉
「日本語学とは」 六 国語と日本語
日本語は文字どおり日本で使われる言語を指し、世界に通じる言い方である。一方、国語は「国」の言語、すなわちその国で使われる言語が一つだけの場合にしか通じない言い方である。世界的には一つの国の中で二つ以上の言語が使われる例の方が多く、「国語」は日本語、韓国語、ベトナム語など一部の言語特有の言い方といえる。また日本では、国語という言い方は学問や組織名の一部にもあてられているほど一般に定着している。学校教育では、明治以来伝統的に学校の教科として「国語」が存在しているが、現在は国語教育とは日本語を母語とする児童、生徒に日本語、日本の文字などを教えること、捉えられており、日本語を母語としない人に日本語を教える日本語教育とは明確な違いがある。ただし、日本語学と国語学は現状ほぼ同じ意味に使われる。近年、国語学会が日本語学会と改称したのをはじめとして、大学などで多く存在した国文学科が日本文学科などの名称に変更される例が多々みられるが、その研究内容に大きな変化はない。さらに、もともと日本文学科などの名称である場合、それを国文学科などに改称する...