事前学習 うつ病

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資料紹介

看護学生の実習の事前学習です。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

うつ病の病態生理及び症状(急性期・回復期)の特徴、予後
うつ病の有病率は10~20%と高く、特別な人が罹患する病気ではない。性差では女性が男性のおよそ2倍と言われている。日本では1998年から14年連続年間3万人を超える自殺者があった。2012年には3万人を下回ったものの、依然自殺者が多い背景には、うつ病の存在が大きく影響している。
1.病態生理

 うつ病では脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下した状態になっていると考えられる。

 脳内の神経終末シナプスかんげき間隙のセロトニンやノルアドレナリンの濃度が減少しているという仮説(神経伝達物質欠乏仮説)とセロトニンやノルアドレナリンを受け取る受容体の感受性が亢進(結合部位の数が増加)しているという仮説(神経伝達物質受容体機能亢進仮説)がある。前者は後者の一因とも考えられる。

 セロトニンやノルアドレナリンの働きが低下し、情報伝達がうまく行われなくなるために、気分が落ち込んだり、意欲が低下するといったうつ病の症状が現れると考えられている。
2.症状

 うつ病の基本症状は、気分(感情)、意欲・行動・思考面での...

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