48歳、男性、心筋梗塞の関連図です。
看護過程 心筋梗塞
関連図
(参考資料)
心筋梗塞
循環機能障害患者の生活調整の援助
心筋梗塞
冠状動脈閉塞による虚血性の心筋壊死。一過性の虚血によるものが狭心症発作であり、冠状動脈からの血流が途絶し虚血が続くことによって、心筋は数時間のうちに虚血から壊死に至る。発症早期に血流の改善が認められれば梗塞巣の拡大を免れ、壊死も縮小される。
1)病態
冠動脈の閉塞または高度の狭窄によって障害をきたし、閉塞部より末梢の心筋が壊死に陥った状態。冠動脈壁に粥状硬化によってできた粥種が破綻したために形成された血栓によって内腔が閉塞して起こるもので、不安定狭心症と合わせて急性冠症候群と呼ばれる重篤な状態である。
2)症状
突然出現する前胸部を中心とした強烈かつ持続的な痛みで、狭心症とは異なり、安静やニトログリセリン投与によっても消失しない。冷汗、嘔気・嘔吐、呼吸困難などを伴うこともある。胸痛は左腕、頸部、顎、咽頭部、心窩部に放散し強い不安感を伴う。糖尿病患者や高齢者では無痛性の心筋梗塞もある。
3)検査・診断
①心電図
急性期の異常Q波とST上昇が特徴的である。発作直後より壊死心筋直...