看護学科通信課程での、基礎看護実習の事前学習です。
身体の清潔の援助
1.入浴の介助
①入浴の方法を選択するためのアセスメント
・浴室の環境調整:室温(体表の寒冷刺激で末梢血管が収縮することによる急激な血圧上昇を避ける
ため、室温は24℃以上にし、脱衣室との温度差を5℃以下にする)、リフト、椅子など
・物品の選択:洗浄剤(石鹸、シャンプー、リンスなど)
・入浴に適した時間(入浴による温熱刺激によって皮膚の血管が拡張し、内臓の血液量が減少するため、食前食後1時間は避ける)
・介助を要すること:自分で洗える範囲、移動
・本人の入浴習慣や好み
②ケアの結果、期待されること
・垢やほこりがきれいに取り除かれる。
・湯温による温熱刺激が自律神経に働きリラックスできる。
・気分がさっぱりする。
2.口腔ケア
①口腔ケアの方法を選択するためのアセスメント
・口腔内の状態:歯の数、、入れ歯、歯肉、粘膜の観察、唾液腺
・物品の選択:歯ブラシ(毛の長さ、硬さ、大きさなど多くの種類があり、口腔鵜の状態にあったものを選ぶ)、綿棒、洗浄液
・両手は使えるか
②ケアの結果、期待されること
・齲歯やなど、口腔内の異常を発見する。
・口腔内が清潔になり、口腔の疾病を予...