【日大通信】貿易論(科目コードS304000)分冊1 合格リポート

閲覧数4,101
ダウンロード数8
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6

  • ページ数 : 6ページ
  • 会員2,200円 | 非会員2,640円

資料紹介

貿易論(科目コードS30400)分冊1
〈課題〉
船荷証券に関する以下の問いにすべて答えなさい。
1) 船荷証券の2つの役割を説明しなさい。
2) 「船荷証券の危機」とは何かおよび、その2つの背景を説明しなさい。
3) 船荷証券の電子化の試みとしてのBOLEROを説明しなさい。以下の2点について、必ず言及しなさい。
① 電子化された船荷証券の法的保護
② 電子化された船荷証券の安全性の担保
〈キーワード〉
 問1についてはそれぞれ、誰にとっての役割かを明示して下さい。問2の鍵となるのは、「船荷証券の危機はどのような状況でより起こりやすくなるか」ということです。問3については、最近の動向について述べても構いません。
〈キーワード〉
船荷証券、船会社、輸出業社、輸入業社、貿易手続きの電子化




丸写しはせず、あくまでも参考レポートとしてご利用下さい。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

船荷証券の役割

 船荷証券には、大きく分けて2つの役割がある。1つめは、船会社が荷物を受け取り、輸送を行うことを確認した「受取書」としての役割である。輸出業社が船会社と交渉し、輸送するために必要な船腹(Space)を予約(Booking)し、船腹が予約できたれば、税関に輸出申告を行ったうえで、船積みを行う。船荷証券には運送や引き渡しの条件を明示してあり、輸出業社にとって運送契約の証拠としての機能をもつ。

 2つめは、船会社が陸揚げ港で輸入業社に荷物を引き渡すことを確認した「引換書」としての役割である。輸入業社にとって、船荷証券は荷物の所有権を示した有価証券としての機能があり、この船荷証券を裏書譲渡することで、実質的に他者に積み荷の所有権を譲渡することが可能である。

船荷証券の危機

 船荷証券の危機自体は昔からあったが、深刻となったのは最近の状況といえる。その背景には、近年、貿易の拡大と取引の多様化に伴い、貿易手続きに必要な書類が膨大になったことが挙げられる。また、コンテナ船や航空機の利用による国際輸送の高速化、貿易活動の円滑化がはかられているのも、要因の一つである。

 「船荷...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。