2014年に提出しA判定をいただきました。リポート作成の参考にしていただければ幸いです。
ペスタロッチの教育学(直観の原理など)について考察せよ。
ペスタロッチの生涯
ペスタロッチは18世紀のスイスに生まれる。幼くして父を失い、母の手によって育てられる。牧師の祖父の影響もあって宗教に関して興味を持ち神学校に入学し、神学を学習することとなったが政治学に興味を持ち始めることになった。それは、宗教で人々を救済することも大切であるが、当時の社会を変革しなければ真の救済にはならないと感じたためである。以後彼は政治運動に携わっていくことになる。21歳になったとき「農民会話」事件によって禁固され官職に就く夢をあきらめ、農業に転向する。しかし、その農業も失敗し、28歳で貧児・孤児を集めた教育事業を始めることになる。貧児教育院も経営が困難になり5年後に閉じることになる。その後20年ほど執筆活動を続け、「リーンハルトとゲルトルート」やフランス革命の様相についての作品が絶賛を博す。
52歳でシュタンツという孤児院の院長となるが、戦争の影響で孤児院を閉鎖することになる。彼は各地の小作人学校などで教育を行ない、その甲斐もあり5年後には彼の原理に基づく学校が開校され、教育界に多大な影響を与えることに...