佛教大学通信 Z1109 生徒指導・進路指導の研究(中・高) 科目最終試験対策の6題セットになります。
★試験問題
1. 進路指導とは何かについてまとめ、進路保障の原理について説明せよ。
2. 中学生や高校生に起きやすい問題行動には何があるか説明し、どのような点に注意して指導すればよいか具体的な事例と指導方法を述べよ。
3. フリーターの増加がどのような社会的背景から生じるものかについてまとめ、その対応について述べよ。
4. 教科教育と教科外教育とはどのような関係にあるのかについてまとめ、その構造と課題について述べよ。
5. 生徒指導の意義とは何かについて、実践的な事例をあげながら述べよ。
6. 中学・高校におけるいじめの構造とその特質についてまとめ、具体的な指導方法を述べよ。
私の場合、6の問題が出題され、70点で合格しました。すべて700文字~800文字程度でまとめているので、試験用紙の3分の2程が埋まると思います。あとは補足と自分の考えを付け加えて頂ければさらに高得点を狙えるかと思います。是非参考になさって下さい。
1. 進路指導とは何かについてまとめ、進路保障の原理について説明せよ。
生徒の進路はさまざまであるが、その選択肢の一つとして進学や就職があり、その指導を行うのが進路指導である。とくに高等学校においては、進学者の多い学校とそうでない学校との間では指導のポイントが異なってくる。進学者が多い学校では、自分が何になりたいか、そのためにはどの学問や学部、学科を選べばいいのか、そしてそこに向かっての受験指導につなげるといった「体系的な進路指導」を行っている学校もあるが、まだ多くの場合偏差値を基準にした進学指導が中心となっている。
一方、就職者が多い学校では就職を意識した職業観の育成を課題とし、職業指導に重点をおいた進路指導が行われている。しかし、いずれの場合も、社会の一員として何らかの職につくということを考えれば、人生という長いキャリアプランを見据えた指導をしなければならないことはいうまでもない。また、指導は直接的なものだけでなく、多くの選択肢があることを示さなければならない。そしてどの道が自分に合っているのかを決めるためには、さまざまな物の見方や考え方があることをまず気づかせることから進路指導...