佛教大学通信 2016年度対応 Z1101 学校教育職入門  A判定

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    資料紹介

    佛教大学通信 Z1101 学校教育職入門 A判定リポートです。テキストを中心にまとめてあります。採点者からは、設題の趣旨が正確に把握され、たいへんよくまとまっています、とのコメントをいただきました。ぜひ参考になさって下さい。
    テキスト:『教職論:教員を志すすべてのひとへ』、ミネルヴァ書房、2009年

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    現代の「教師に求められる資質とは何か」についてまとめたうえで、あなたはどのような教師になりたいのかについて述べてください。
    「序論」
    日本の教員養成の先駆けである1872(明治5)年の「学制」の制定から140年あまりが過ぎ、戦争での敗北という歴史を経験するなかで教育制度や教員に求められる資質というものは様変わりした。教師は私利私欲の概念は捨て去り奉仕としての教育に専念すべきである、と言ういわゆる「教師聖職者論」が主流だった頃、教師に求められていた資質というのは、教師としてふさわしい人格及び教える学問の知識を所有することであった。しかし第二次世界大戦での敗北後、アメリカ軍GHQによる教育の民主化改革がなされ、日本の教育は「国家のための教育」から「自己のための教育」へと変換を遂げた。戦後、自らの生活と民主主義教育を守るために教師たちによって結成された日本教育組合は「教師の倫理要綱」を決定し、そのなかで教師は奉仕者ではなく「労働者」であるとし、平和な社会を脅かす事態には教師を含めた全労働者が一致団結して立ち向かわなければならないとした。
    そして現代においては、教職は専門職でなければならないと...

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