S0106 教育社会学 第2設題 レポート 判定B 【2016年対応】

閲覧数1,830
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    S0106 教育社会学 第2設題 レポート 判定B 【2014年対応】
    『学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べてください。』
    ご参考になさってください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    子どもたちの変化をめぐって、さまざまな言説が飛び交っている。なかでも、「学力が低下している」という問題は、一般にゆとり教育が引き起こした現象だととらえるきらいがある。ゆとり路線に沿った学習指導要領の改訂によって教科内容が厳選され、授業時間が減少したため、結果的には教科相互に関連しあう学習内容が整理されてしまったり、反復練習に割く時間的余裕もなくなったのである。子どもたちにしてみれば、「教科書は薄くなったけれど、余計に勉強が分らなくなった。」感がぬぐえないのである。

     OECDの学力調査の結果を見てもあきらかだろう。TIMSS能力(数学や理科の基本的事象を問う問題)は学力が下がっているといった顕著な変化がみられないにもかかわらず、PISAの読解力は年を追うごとに順位を下げている。

     これまでの学習指導要領の改訂の歴史を振り返ってみると、わが国の教育はその時代ごとの状況を反映して、系統主義な教育と経験主義的な教育との間を行き来してきたことがわかる。読み・書き・計算を中心とした系統主義的教育は、徹底した反復練習が必要なTIMSS型調査で測定される学力の育成することに重点をおいた教育である...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。