外国史 分冊2 日大通信 0625 0626

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    日大通信 外国史の合格レポートです。
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    設問 アヘン戦争について論述しなさい。
    130年余りの間、最盛期を迎えた清朝も乾隆帝の晩年には政治も乱れ、白蓮教徒の乱などがおこり、衰退のきざしが見えてきた。

     清は、18世紀半ばから外国貿易を広州一港に限り、清朝側の商人も公行と呼ばれる少数の特許商人に限定された。この頃、広州での対中国貿易をほぼ独占していたのがイギリスであり、清国から茶・生糸等を輸入していた。当時のイギリスでは紅茶を飲む習慣が広まり、茶の需要が激増していたので、イギリス東インド会社は大量の茶を中国から輸入した。そして毛織物やインド産の綿織物を輸出したがその額はわずかであったため、対中国貿易はイギリスの大幅な輸入超過となり、イギリスはその差額を大量の銀で支払っていた。

     この間、イギリスでは産業革命の進展に伴い、自由貿易を求める気運が高まり、清朝の極端な制限貿易に対する不満が強まった。そこでイギリスは、18世紀末にマカートニーを、19世紀初めにはアマーストを中国に派遣し、その撤廃を交渉させたが不成功に終わった。

     こうした状況の中で、東インド会社は、このような不利な対中国貿易を打開するために、インドの農民にケシを...

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