東京都の教員採用試験の論文について2006~2015までのテーマに沿って書いた文章です。うち2年分はほぼ同じテーマなので割愛しています、また2016、2017についても形式は大きく変わっていますが同様なテーマであるため、特別に対策せず合格しています。
最後に簡単な論文練習のコツなども書いています。※小学校
思いやりの心を持って、社会生活の基本的なルールを身に付けることは、学校の教育活動、とりわけ学級経営においては欠かすことの出来ないテーマであると思う。人は誰かに大切にしてもらうことで思いやりの心が育ち、誰かを大切に出来るようになる。その上で、社会生活の基本的なルールを守ることは必要不可欠である。
ボランティアの際の、小学4年生の跳び箱の授業でのことである。自分に自身がなく「自分なんて」と口癖のように言う子がいた。前向きでなく、投げやりな態度の子だった。しかし低い段でも跳べたときに褒めてあげると嬉しそうな表情を見せた。とても良い表情だった。自分に自身を持って、自分を大切にして欲しいと思った。
私は学級経営の柱として「大切にする」ことを掲げる。自分を大切に出来れば、自信を持って生きていけるようになる。また、身近な物を大切にすることから始め、自分以外の人に対しても思いやりの心を持って接して欲しい。
学校での生活は集団生活である。その中でルールを守って仲間を大切にしていくことは、成長していく中で社会に貢献する人間としての礎になっていくと考える。
同じく学校見学の際、とにかく子どもを褒め...