経済史試験対策問題集中世編【第二弾】

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    資料紹介

    慶應通信経済学部の最大の難関とされる経済史の科目試験対策の頻出過去問題、予想問題集の第二弾です。私自身も経済史に苦戦し、計八回受け、あと卒業まで、経済史の単位だけという状況でやっと合格しました。この問題集は、過去問だけではなく、二年間に渡る経済史対策の中で私が作成した予想問題を取り入れました。過去問は、頻出回数が多い問題を優先的に採用し、過去問、予想問題ともに全て解答付きです。第二弾は頻出の中世編で問題数は20問を採用し、内予想問題は13問です。この問題集を作るに至っては、教科書だけではなく、以下の本を参考にしました。
    ヒックス著、新保博訳(1995)『経済史の理論』日本経済新聞社
    馬場哲・小野塚知二編(2001年)『西洋経済史学』東京大学出版会
    前者は頻出の工業化、中世について丁寧に解説されており、後者は、教科書で言及されない箇所が出題される傾向がある近代の経済史について詳細に解説されているので、教科書の内容をほぼ終えてしまった人には試験対策におすすめの本です。

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    中世、市場の拡大【第三章〜第四章】20個 予想問題13個


    ヨーロッパの封建制について述べよ【09,06,91科目試験】
    封建制とは領主が部下に土地(領地)を与え、主従の関係を維持する制度である。中世のヨーロッパが封建制になった原因には、主に3つの理由がある。一つは中央政権の弱体化である。ヨーロッパでは、イスラム世界の進出と商業の没落により、運送手段が不十分で紙幣が役に立たなくなってしまってので、租税を中央に集めて配分することが困難になった。そのことが、中央政権の弱体化させ、部下を養うためには、中央に集めた租税を部下に配分するよりも、各地の部下に現地で食料などを収めさせて、それを消費させるをえなくならざらなかった。二つ目の理由は、農奴の登場である。この時期のヨーロッパは、ゲルマン人の移動に続く混乱期にあったので、武力を持たない人は、さまざま な危険にさらされており、自分の労働力や自由と引き換えに、地主の保護を望むものが多く現れ、そのことが農奴の登場につながった。とはいえ、それは奴隷になることとは違い、農奴は主人の必要とする労働や生産をこなせばいいだけであり、奴隷のように、物の...

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