日大通信、簿記論Ⅰ・分冊2(科目コードS20300)の合格レポートです。
課題内容
約束手形、為替手形、割引手形、不渡手形に関して、債権・債務関係の流れを図示し、仕訳例を挙げて説明しなさい。
講評 本問のポイントをよくおさえています。今後とも一層の努力を!
※リポート作成時の注意点:本問は、債権・債務関係の流れを図示し、かつ仕訳例も挙げなければ合格にはなりません。(私の友人が仕訳例だけを書いて提出したら不合格になりました。)仕訳例を書く際の例題は、日大通信の簿記の教科書を参考にして作成してみて下さい。
参考文献
1.滝澤ななみ「簿記の教科書・日商3級」,TAC出版
追伸 丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いくださ い。.
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これから約束手形、為替手形、裏書手形、割引手形、不渡手形に関して、債権・債務関係の流れを図示し、仕訳例を挙げて説明する。
1.約束手形
約束手形は、振出人、すなわち手形の作成者が名宛人すなわち手形の指定人に対して、支払期日に手形代金の支払いを約束した証券である。この場合、振出人とは手形金額の支払人(債務者)となり、名宛人とは手形金額の受取人(債権者)となる。
(1)仕訳例
・東京商店は、沖縄商店から商品¥200,000を仕入れ、代金は約束手形を振り出して支払った。なお、各商品は当座預金口座で決済するよう銀行に依頼した。
①東京商店(振出人)の仕訳
借方 仕入 200,000 貸方 支払手形200,000
②沖縄商店(名宛人)の仕訳
借方 受取手形200,000 貸方 売上 200,000
・当該約束手形について、各商店は満期日に決済された旨の通知を銀行から受けた。
③東京商店(振出人)の仕訳
借方 支払手形200,000 貸方 当座預金200,000
③沖縄商店(名宛人)の仕訳
借方 当座預金200,000 貸方 受取手形200,000
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