B判定です。
「教えること/学習することを中心とした学習指導」について違いをきちんと整理できているが、評価方法に関する記述がより必要。
「目標に準拠した評価」、診断的・形成的・総括的評価、パフォーマンス評価、ルーブリックなど教育評価に関する記述を増やそうとアドバイスいただいています。
[リポート設題] OECDが行っている生徒の学習到達度調査(PISA)で求められている能力を高める授業と評価の方法について、教えることを中心とした場合と、学習することを中心とした場合の設計手続きの違いを踏まえ、それぞれの場合における学習指導設計および評価方法を提案しなさい。
1.生徒の学習到達度調査(PISA)と分析
(1)PISAとは
PISAとは、OECD主導で参加国が共同して国際的に開発、実施している15歳児を対象とする学習到達度調査のことである。読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野について、3年ごとに調査が行われている。PISAが重視しているものは「生徒がそれぞれ持っている知識や経験をもとに、自らの将来の生活に関係する課題を積極的に考え、知識や技能を活用する能力があるか」であり、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーなどを評価している。
(2)PISAに関する分析
日本の「読解力は」、3つの分野の中でも低い位置にあり、2000年から2006年調査にかけても順位や平均点が下降している。PISAによって、特に、論理的なものの考え方を問う「読解力」が下降したこ...