A判定です。
[リポート設題]
なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのかを論述しなさい。
「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律」(平成9年法律第90号)によると、介護等体験とは「障害者、高齢者等に対する介護、介助、これらの者との交流等の体験」であり、「義務教育に従事する教員が個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深めることの重要性にかんがみ、教員としての資質の向上を図り、義務教育の一層の充実を期する観点から」(第1 条)体験が義務付けられている。つまり、介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要とする理由は、「個人の尊厳及び社会連帯の理念に関する認識を深める」ため、「教員としての資質の向上」を図るためという大きく分けて2つの理由がある。以下、法律に書かれているこの2つの理由を考察して、なぜ介護等体験が小学校・中学校の普通免許状の取得のために必要なのかということを自分なりにも考えていきたい。
まず、「個人の尊厳及び社会連帯の理念」とは何か考えてみたい。「個人の尊厳」とは、多様な環境にいる多様な生き方や考え方を持...