2017 年度 PN5230 読書と豊かな人間性 2 単位目
1.読書指導の一方法として、ブックトークを立案し、その工夫と留意点について述べなさい。
使用教科書:『読書と豊かな人間性の育成』天道佐津子 編著(青弓社)
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読書と豊かな人間性
小学校低学年における読み聞かせは、読み手(教師)
の演技力が高ければ高いほど、子どもの興味を引き出し、
その本を読んでみたいと思う気持ちを高めることが出来
ると考える。しかし、すべての児童において自主的な読
書活動が促進されるとは限らず、次はこれを読んでほし
いと読み聞かせをせがむ子どもも少なくは無い。
そこで、ブックトークの対象学年を低学年に設定し、
生活の中にある身近な出来事に着目し、以下にブックト
ー ク を 立 案 す る 。
ブックトークを行う際にまず工夫する点は、選書であ
る。テーマについて具体的に知ることができる本はもち
ろんのこと、そのテーマに関連する人・物・出来事など
についてもバランスよく選書することが大切であると考
える。関連物を広げすぎては、子どもに対して何を感じ
取らせたいかがぶれるため、広げすぎないことに注意す
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読書と豊かな人間性
べきだと考える。さらに、表紙のデザイン(装丁)にも
注目し、表紙を見るだけで読みたくなるような気持ちに
させる「しかけ」も必要であると考える。
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