【PL3060】 聴覚障害者の心理・生理・病理 1 単位目

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    資料紹介

    2015 年度 PL3060 聴覚障害者の心理・生理・病理 1 単位目

    課題:
    聴力検査の方法について述べよ。また、聴力検査の結果によって、学校教育ではどのような適用になるか説明せよ。

    使用教科書:『特別支援教育の基礎・基本』独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所(ジアース教育新社)

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    聴覚障害者の心理・生理・病理1

     聴覚障害の発見は、個々に応じた早期からの適切な教育的対応のためにも重要である。聴力検査にもさまざまな方法があり、「聞こえる」「聞こえない」を判断する方法、発達特性や聴性反応を重視した方法などがある。

     一般的な聴力検査の方法とは、純音を用いる検査法と語音を用いる検査法があげられる。音の強さを次第に弱くしていくと聞こえる音が小さくなり、ついには音が聞こえなくなる。この「聞こえる」と「聞こえない」の境目の音の強さを最小可聴値という。最少可聴値の測定にはいくつかの種類の音を用いる方法があるが、通常用いられる方法は、純音を用い日本工業規格で定められた性能をもつオージオメータで定められた方法によって測定する検査法が行われる。これを純音聴力検査といい、1000Hz、2000Hz、500Hzの純音を片耳ずつ聞かせ、聞こえるかどうか応答させる検査である。また、最小可聴値を測定する検査のほかに、補聴器を合わせるための聴野の測定を行う事がある。最小可聴値検査は、気導聴力と骨導聴力とで行い、両域値の関係から伝音難聴であるか感音難聴であるかの判断を行う。

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