【PA2030】 教育心理学 2単位目

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    資料紹介

    2014 年度 PA2030 教育心理学 2 単位目

    『教育心理学の最先端―自尊感情の育成と学校生活の充実―』荒木紀幸編(あいり出版)

    コールバーグの道徳性の発達理論に基づいて、子どもの道徳性の発達について述べなさい。

    講評
    必要事項を満たしてポイントを押さえてまとめることが出来ています。
    三水準六段階の発達段階については、各段階の具体的なイメージがあるかどうか(例を挙げて説明できるかどうか)を確認しておきましょう。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

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    教育心理学2

     コールバーグは、道徳性の発達は道徳的葛藤による不均衡な状態がより高い思考へと調節されることによって達成されると考える認知発達理論を主張した。

     コールバーグの主張した認知発達理論は、デューイの「慣習的道徳」「反省的道徳」とピアジェの思考に着目した道徳性の発達に対する考えを精査し、実証的研究を経て、道徳性発達段階の概念は次の4つの特徴をもつとしている。①段階とは、思考と選択における質的に異なる構造と形式であり、内容とは区別されるものである。②段階は「構造を持った統一体」すなわち、思考の組織化された体系であり、個人の道徳判断のレベルは、葛藤場面や規範が違っても一貫している。③段階は、一定不変の連続性を示す。極端な衝撃的経験を除くあらゆる条件下で、段階の移行は常に前進的で、後退はない。個人は段階を飛び越えることはない。発達の速度に違いはあるにしても、文化による発達の段階に違いはない。④段階は、「階層的に統合されたもの」。高次の段階の思考は、低い段階の思考をその内に包含もしくは統合する。可能な最も高い段階で思考し、また最も高い段階を好む傾向がある。

    さらに、...

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