【WE1020】法学2(日本国憲法) 2単位目

閲覧数1,648
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2013年度 WE1020 法学2(日本国憲法) 2単位目 「1、議院内閣制の特色 2、地方自治の意義

    使用教科書:『法学』 北岡勲・児玉誠著(明星大学)

    講評
    1、議院内閣制の機能・特色が様々な視点、大統領制との比較などを通じてよく指摘してある。
    2、地方自治についての論点が各々よくまとめてある。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    法学2 2
     1.議院内閣制の特徴について

     現在の権力分立国家における行政府の形態として、一般的にひろく用いられているのは内閣制であり、イギリス憲政史の発達と共に斬新的に形成されてきた民主的制度が議院内閣制である。議院内閣制とは、主権者である国民の選挙によって選出された、国民を代表する議会に内閣の命運をかける制度であり、または、内閣の存在を議会の信任に依存させる制度のことでもある。日本国憲法ではこの議院内閣制を採用している。議院内閣制の一般的な特徴とは、内閣は議会の意思によって形成され、閣僚は議会に議席を有し、議会は内閣に対して不信任決議権を有し、内閣は議会に対して解散権を有する。また、日本の議院内閣制は、政党内閣の形態をとっている。すなわち、平等な権限を持った複数の議員によって構成されているのである。また、国務大臣の過半数は国会議員でなければならず、内閣総理大臣が任命した議員が閣僚となるのである。しかし、内閣総理大臣は国会議員の中から国会の決議で指名されるのである。

     議院内閣制と比較されるのが、大統領制である。アメリカの大統領制を例にとり、議院内閣制の利点を考えると、行政の最...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。