日本大学 基礎化学実験ⅠⅡ Ⅳ属陽イオン

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    資料紹介

    H26年度の基礎化学実験 Ⅳ族陽イオンについての実験レポートです。結果は人それぞれですので、実験手順、考察、設問などを参考にしてください。実験手順に関しては、大学院生のサポートもあり、完成度の高い出来となっております。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【目的】

      Ni2+,Co2+,Mn2+,Zn2+を分属試薬NH3水とH2Sを用い、硫化物として沈殿させる。
    【原理】

      塩基性状態である試料溶液に硫化水素を通じ、硫化物にする。その後、塩酸を加えることでMn2+,Zn2+が含まれる溶液が得られる。残った沈殿物にKClO3粉末を少量加えて溶解させる。加熱濃縮をし、NH3水などで塩基性にしてジメチルグリオキシム溶液を加えると赤色沈殿物を生じ、Ni2+の存在を確認することができる。

    また、残った沈殿物を酢酸酸性にし、KNO2を加えることで黄色沈殿物を生じさせ、Co2+の存在を確認することができる。 1)
    Mn2+,Zn2+が含まれる溶液にNaOHを加えて塩基性にすると、Mn(OH)2と亜鉛イオンを含む溶液が得られる。これを酢酸酸性にし、H2Sを加えると白色沈殿物が生じ、Zn2+の存在を確認することができる。

    Mn(OH)2を硝酸に溶解させ、NaBiO3粉末を加えることで紫色を呈し、Mn2+の存在を確認することができる。  2)
    【使用試薬】
    ・硫化水素

    CAS番号:7783-06-4

    分子式:H2S

    分子量:34.08 ...

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